【スリランカ旅行記】お茶の聖地、ヌワラエリヤで紅茶を堪能する 観光モデルコース

スリランカ

ヌワラエリヤには数日滞在し、茶葉摘み体験や9種類の紅茶のテイスティング、紅茶工場を見学してきました。その中で、私が体験した失敗談を交えつつ、おすすめの観光モデルコースをご紹介します。

シーギリヤから、紅茶列車に乗ってずっと来たかったヌワラエリヤにやってきました。
紅茶列車についてはこちら【(準備中)】

ヌワラエリヤは標高1800メートルの標高にある町で、8月の終わりでもとても涼しく過ごしやすい気候でした。とは言え、夜は結構冷えるので上着は必須。ニット帽をかぶっている現地のスリランカ人をよく見かけました。

私がヌワラエリヤ(最寄りのナヌオヤ駅)についたのは午後5時ごろ。
ナヌオヤ駅の周りで軽くご飯でも食べようかなと持っていたのですが、駅周りは結構ガランとしていました。
観光地の近くとは思えない廃れ具合でごはん屋さんはもちろん、まともなコンビニすら見当たりませんでした。

ちょうど通りかかったトゥクトゥクのドライバーが「これからヌワラエリヤに用事があるから客席が空席のまま戻るんだけど、もし乗るなら500LKRで良いよ、どう?」とかなり良心的かつカジュアルに声をかけてきたのでそのまま乗り込みヌワラエリヤへ。
(ナヌオヤからヌワラエリヤまでは通常 約800~1000LKRとお高めなので、この交渉はラッキーでした)

先週滞在していたキャンディに比べるとPick Me料金が倍くらい高いイメージです。参考までに…。
この日は移動でへとへとだったので、ホテルへ直行し観光は次の日からスタート。

おすすめのモデルコースはこちら。午前中にヌワラエリヤをスタートして、午後過ぎには帰ってくるコースです。午後2時以降は紅茶工場が稼働していない場合が多いので、午前中に周ってしまうのが良いと思います。

ヌワラエリヤには有名な紅茶工場が3つあります。

  • Blue Field Tea factory
  • Damro Tea Factory
  • Pedro Tea Factory

場所はそれぞれこのあたり。


※ストロベリーショップはヌワラエリヤ~ダムロ工場間にあるので箸休めにぜひ寄ってみてください。ヌワラエリヤは高山地帯なので、苺畑も多くあるようです。

今回、3つとも訪れる予定だったのですが口コミや地元の評判を聞いて、

・Blue Field Tea factory
・Damro Tea Factory
の2つのみを見学してきました。

Blue Field Tea factory

まずはヌワラエリヤの中心街から一番遠いBlue Field Tea factoryへ!
バスがなかったので中心街からPick Meでトゥクトゥクを呼び、直接工場へ向かいます。
時間は約1時間、費用は約3500LKR(約1600円)


→後から知りましたが普通にヌワラエリヤからのローカルバス走ってました…。片道100LKR

トゥクトゥクで移動一時間はちょっときついかなーと思っていたのですが
ヌワラエリヤの景色がほんっとうに綺麗で全く退屈せずあっという間に到着。

途中、道端にお花屋さんや八百屋さんがあり、どうぶつの森っぽい感じがして良かったです。
ドライバーが「ここで写真撮る?」っと結構止まってくれたのでゆっくり撮影をすることもできました。

ここでやることは4つ。

  • 茶畑見学(無料)
  • 紅茶工場見学(無料)
  • 9種類の紅茶のテイスティング(1350LKR / 650円)
  • 茶摘み体験(無料)

茶畑見学

所要時間:約10分
費用:無料

まずBlue Field Tea factoryに到着すると、特に何の説明も受付もなく、案内の人が話しかけてきて突然のツアーがスタート。紅茶畑の方に案内されます。好きに写真を撮るだけなのですが、ここで一つ注意を。

【にこにこ話しかけてくる茶葉摘みをしているおばちゃんと話すとチップをせがまれます】

この手の人が苦手なので、写真撮っていいよーと近づいてきた人には「I already took some pictures,Thank you」と言うと笑顔がスッと消えていなくなります。露骨すぎ笑

紅茶見学

所要時間 約10分~15分
費用:無料

茶畑見学の後は、案内の人が工場見学へ連れて行ってくれます。紅茶のできる工程を詳しく説明してくれました。工場内は紅茶の香りがふわ~っと漂っていてとてもいい匂いがしました。

見学自体は無料なので、案内の人にチップを渡すのを忘れずに。(任意です)

ツアーの人は一日何回も工場案内ツアーをしていて説明が流れ作業的な感じがあるので、早すぎて聞き取れない場合はゆっくり話してもらうように言うといいかもしれません。

見学のあとはラウンジで紅茶を一杯頂けます。こちらも無料です。

9種類の紅茶のテイスティング

所要時間:15分~30分
費用:1350LKR / 650円

見学の後のラウンジで紅茶のテイスティングをオプションで追加することができます。こちら、大々的にテイスティングが出来ますよ~という案内があるわけではないので、自主的に注文する必要があります。※私はGoogle Mapの口コミで知りました。

紅茶好きならテイスティングは絶対外せないと思います。

ちなみに、他の工場でもテイスティングがありますが、1番グレードの高い白茶のテイスティングを含む9種類もの紅茶のテイスティングができる工場はBlue Field Tea factoryだけです。※2024年現在

天気が良い日はテラス席がおすすめです。軽食も注文できます。

茶摘み体験

所要時間:10分~15分
費用:無料

テイスティングの後は、案内の人に声をかけて茶摘み体験をしたいと伝えるとバスケットを持ってきてくれますので、そのまま最初に見学した茶畑に向かいます。特に説明などもなく、ご自由にどうぞ~という感じでかなり自由でした。

バスケットも色々な形があり「Blue Field Tea」というロゴが入った可愛いものを選びました。

Damro Tea factory

お次はDamro Tea Factoryへ。こちらはInstagramやYoutubeでよく紹介されているのとヌワラエリヤ中心部から近いこともあり、Blue Field Tea factoryより混雑していました。観光バスもたくさんいました。

茶畑散策

所要時間:10分
費用:無料

ダムロの敷地はめちゃくちゃ広大で丘の上にあり、整備されているのでとても綺麗です。写真撮影をするならこちらの茶畑の方が綺麗かもしれません。

紅茶工場ツアー

所要時間:5分~10分
費用:無料

こちらのツアーも流れ作業感はありました。内容的にはブルーフィールドとほとんど同じだったので、スキップしてもいいかもしれません。14時以降に訪れると工場が稼働していないので、早めに訪れた方が無難です。

ツアーの後にラウンジで紅茶を一杯頂けます。

その際に是非ティーケーキを一緒に頼んでみてください(440LKR)。ケーキは紅茶に合うように作られていて甘く、スポンジ部分はふわふわでとてもおいしかったです。

ローカルバスでヌワラエリアへ

ダムロ工場の後はヌワラエリヤに戻ります。トゥクトゥクが待機していますが、

ダムロ紅茶工場の目の前からヌワラエリアへのローカルバスが30分おきに出ています。(100LKR)

トゥクトゥクだと、ダムロ工場からヌワラエリヤまでは約2000LKRと高めなので、時間に余裕があればバスで帰ることをお勧めします。30分くらいで中心部に到着します。

今回、ペドロ紅茶工場へは行かなかったのですが、結果的に大満足です。(ペドロ紅茶工場はツアー料金が500LKRかかるそうなので、もしかしたらクオリティが少し高いかもしれません)。
Google MapやTrip Adviserの口コミを参考にしてみてください。

Strawberry Shop

ダムロ工場からヌワラエリヤの帰り道に「Strawberry Shop」があります。

ヌワラエリヤで採れた苺をふんだんに使ったスイーツやドリンクがたくさんあり、費用も比較的リーズナブルなので苺好きな方はぜひ行ってみてください。トゥクトゥクドライバーがおすすめしてくれました。

ヌワラエリヤの雰囲気

ヌワラエリヤには3泊4日しましたが十分満足できました。中心部があまり発達していなかったりPick Meのフードデリバリーがなかったりするので少し不便さはあります。
中心部の街歩きをしたのですが、キャンディやシーギリヤと違い少し閉鎖的な感じがあり、若干怖かったです。今回ホテルは中心部から少し外れたエリアに泊まったのですが、景色が良く、静かだったのでとても良かったです。移動は基本トゥクトゥクになります。

まとめ

ヌワラエリヤで紅茶を堪能する旅、1日中紅茶に浸れて最高でした。基本無料なのも良かったです。各工場のショップ内は産地直送で安いのかなと思いきや、お値段かなりお高めでしたので紅茶をお土産に買うなら地元のスーパーで買う方が断然お得です。
移動のトゥクトゥクも高めだったので、もっとローカルバスを利用すればよかったなぁと思います。

ヌワラエリヤには3泊4日の滞在でしたが、1日でも十分楽しめる規模感でした。