スリランカ旅行前に必ず準備しておきたいこと5選

スリランカ

初めてのスリランカ旅行で失敗したくない人必見!ビザや現地通貨、SIM、移動アプリ、服装や持ち物まで、旅行前にやっておくべき準備を5つにまとめて解説。出発前に知っておくことで、現地で困らず快適に旅行できます。

スリランカ旅行前に押さえておきたい入国準備

2025年8月現在、日本国籍の方がスリランカを観光目的で訪れる際には、観光ビザ(eTA)が必須です。その他、いくつか必要な書類がありますのでしっかり準備をしてからスリランカに向かいましょう。当たり前ですが、パスポートの残存期間は6か月必要ですので、6か月未満の方はいったんパスポートの更新を。

✅オンラインビザ(eTA)の取得

日本国籍の旅行者向けスリランカのビザ要件:

  • eTA(電子旅行認証)の取得は必須:スリランカへの観光・ビジネス目的の渡航者は、30日未満の滞在であっても事前にeTAをオンラインで申請する必要があります。
  • 無料ビザ制度の適用:2025年7月25日より、日本を含む一部の国に対して、eTAの取得費用が免除される新制度が導入されました。 ビザ無料ですって!素晴らしいですね!
  • 滞在期間と入国回数:無料eTAは、30日間の滞在が可能で、期限内2回までの入国が許可されています。
  • 有効期限と申請方法:eTAの申請は、出発予定日の少なくとも48時間前に行う必要があります。 申請はスリランカ政府の公式eTAウェブサイト(https://eta.gov.lk)から行えます。

したがって、2025年8月時点では、日本国籍の方がスリランカを訪れる際には、無料eTAの取得が必要であり、事前のオンライン申請をお忘れなく行ってください。出発前にオンラインで取得しておきますので、サクッと終わらせておきましょう。

▼ちなみに、ビザ取得は想定より時間がかかる可能性があるので、早めに終わらせておくのが吉です。本当に…。取得方法は以下にまとめています。

✅入国時に必要な書類

筆者が実際に確認された&求められた書類は以下にまとめます。

  • eTA(事前にDLしておいたPDF/スクショを見せる)
  • スリランカの次の国への渡航チケット(不法滞在防止の処置ですね。日本への帰りのチケットがあればOK。)
  • 宿泊先情報(airbnbやAgodaの予約画面を見せればOK。3ヶ月滞在予定のうちの最初の1週間分しか予約していなかったが問題なかった)
  • 英語版の海外旅行保険の書類
    (※これは確認されませんでしたが、あるとめちゃくちゃ安心なので持ち歩いてください…)
    クレジットカード付帯の海外旅行保険を使う場合、保険内容の記載された書類の英語バージョンは郵送してもらう必要があります。電話1本で送ってもらえることがほとんどなので、送ってもらってください。筆者も持ち歩いています。スリランカの入管では確認されませんでしたが、ほかの国では何度か保険を確認されたことがあるので…念のため。
  • アフリカやアメリカの一部地域からスリランカへ渡航する場合は黄熱予防接種証明書(イエローカード)が必要になります。(厚生労働省検疫所FORTHホームページ|黄熱について

そのほか、十分な資金があるかの確認として預金口座を確認される可能性も一応あるみたいですが、日本人は基本的に確認されないと思って問題ないと思います。

✅海外旅行保険の確認

医療費や盗難など、旅先でのトラブルに備えて保険加入は必須です。補償内容と期間を事前にチェック。前項で解説していますが、英語版の海外旅行保険の書類は持っておいて損はないです。
クレジットカード利用付帯の保険を使いたい場合は、そのカードでスリランカ行の航空券を購入すれば、出国日から起算して旅行保険がかかった状態になるので安心ですね~!


現地で困らないお金と通信の準備

✅SIMカードの用意

到着後すぐにネットが使えるよう、事前にSIMやeSIMを準備しておくと便利です。
筆者は基本的にはどこへ行くにもeSIMを使っていますが、物理SIMをAmazonで購入するのもアリです。eSIMは日本出国前にDLしておけば、スリランカに到着したときにSIMを切り替えるだけでインターネットがサクサクつながるのでめちゃくちゃ便利です。

余談ですが、コロンボのバンダラナイケ空港のwifiは結構遅い(というかスリランカのインターネットは基本どこも遅め…)なので、事前にDLしておいた方が良いです。
eSIMはスリランカでもサクサク動くmobimatterかAiraloが格安でおすすめです。

✅現地通貨スリランカルピーの用意

筆者は基本クレジットカードを使って、スリランカ到着時に空港のATMでルピーをキャッシングしています。手数料が安いおすすめATMは以下の記事で詳しく紹介しています。

空港に着いてすぐタクシーを使う場合は現金必須になるので、空港のATMでおろしておきましょう。
後述しますが、PickMeアプリでクレカを登録するのはマジで止めておいた方が良いです。


スリランカ旅行で必須のアプリの取得

スリランカ滞在中、なくてはならない必須アプリを3つご紹介します。
これらは全て、初回登録時にSMS認証が求められるので、日本出国前にDL&アカウント登録を済ませておいてください。(大事なことなので大文字で)
使用するデバイスやSIMによってはSMS認証が届かないケースが結構あります。これ割と落とし穴なので、事前登録は必須です。現地でこれらのアプリが使えないとシンプルに詰みます。

✅PickMeアプリ

現地でトゥクトゥクやタクシーを手軽に呼べるアプリです。Uberより安い&トゥクトゥクの料金目安が事前にわかるので便利(移動距離により、料金が増えるシステムなのでその点だけ注意)。
バンダラナイケ空港に到着時、このアプリでタクシーを呼ぶかローカルバスで市内へ向かうかの2択になるかと思いますが、PickMeアプリには「クレジットカード登録」をしないようにしてください。

▼理由は別記事で詳しく紹介しています。知らなきゃ避けようがないぼったくりです。。

ちなみに、スリランカでトゥクトゥクを呼びキャッシュで支払った場合基本的にお釣りはもらえませんので、ぴったり渡すか少し多いくらいで渡すようにしましょう。1000LKRなんて渡したら絶対に帰ってきませんよ。

✅Uberアプリ

都心部ではPickMeだけではなくUberも機能しています。料金やルートの確認も事前にできます。こちらは特に紹介は不要ですね。Uberの場合はクレカ登録しておいた方がむしろ良いです。初めてクレカを登録する場合はSMS認証が必要になるので出国前に登録を!!

✅WhatsAppアプリ

現地のコミュニケーション(特にAirbnbやホテルの人とのやりとり等)で使用する機会が多かったです。こちらもSMS認証が必須なので登録をサクッと済ませておきましょう。スリランカ以外でも結構頻繁に使うので旅人なら必須のアプリですね。

✅通貨アプリ

覚えてしまえば楽ですが、最初は何かとルピーの計算に戸惑いがち…。欲しい商品が日本円でいくらなのかすぐに計算できるように通貨の変換ができるアプリを入れておきましょう。


スリランカで人気の観光スポットの事前予約

✅紅茶鉄道(シーギリヤ~ヌワラエリヤ~エッラルート)のオンライン予約

人気ルートは予約が早く埋まります。特に紅茶鉄道と呼ばれる紅茶畑を通る列車はまさに争奪戦…。
転売チケットがあるほどです。3ヵ月前から空席が埋まり始めるので、1等席に座りたいなら事前予約は必須です。

チケットの予約はスリランカ政府の公式サイト( https://seatreservation.railway.gov.lk/mtktwebslr/ )もしくは12goというサイトから出来ます。
ほかにもチケットサイトはありますがほぼ転売サイトなので公式価格よりも高額になっていますので注意です。


服装・持ち物・健康管理

ほか、実際にスリランカで生活してみて「これ日本から持ってきてマジで良かった…」と本気で思ったアイテムを以下にまとめます。

✅寺院訪問用の服装

ストールや長袖、長ズボンなどは持っていきましょう。
肩や膝を隠す服装は、スリランカ旅行では必須アイテムです。特に仏教寺院を訪れる際には、宗教的な理由から露出の多い服装では入場を断られることがあります。ノースリーブやショートパンツでは境内に立ち入れず、現地で布を巻くように指示されるケースも珍しくありません。
寺院でレンタルもできますがあまり衛生的ではないのでおすすめできません…。

事前に薄手の長ズボンや、羽織れるストールを1枚用意しておくと安心です。観光中は暑さが気になるかもしれませんが、通気性の良い素材を選べば快適に過ごせます。さらに、日差しや虫刺されの対策にもなるので一石二鳥。スリランカの寺院は世界遺産にも登録されている場所が多く、歴史ある雰囲気をしっかり堪能するためにも、マナーを守った服装を心がけるのが、大人のマナーー!!

✅日差し対策アイテム

スリランカは1年を通して日差しが強いので、日傘や日焼け止めは日本から持っていきましょう。
日本の日焼け止めに勝る日焼け止めは東南アジアにはありません…企業努力の賜物なので日本製の安心できる日焼け止めを持参するのが◎

絶対焼けないアネッサが断然おすすめ。筆者は常にこの3本↑を持ち歩いています。
日傘も日本の物が一番頑丈で焼けないので持っていきましょう。突然の雨でも安心。
現地でも使っている人は多いです。それぐらい暑い。

✅胃腸薬と酔い止めの準備

スリランカ料理はカレーをはじめ、香辛料をたっぷり使った料理が中心です。観光客にとってはとても魅力的ですが、普段スパイスに慣れていない人だと、お腹を壊したり下痢や胃もたれを起こしてしまうことがあります。特に長距離移動の前や遺跡観光の最中に体調を崩してしまうと旅の予定が大きく狂ってしまうため、常備薬を持っておくと安心です。

市販の胃腸薬や整腸剤、下痢止めなどを携帯しておけば、万が一の時にもすぐ対応できます。現地の薬局でも購入はできますが、成分や説明がシンハラ語やタミル語で分かりづらいことが多いため、日本から使い慣れた薬を持参するのがおすすめです。加えて、ミネラルウォーター以外の水分を口にしない・生野菜を避けるといった食事面での工夫も、お腹のトラブル予防に役立ちます。

また、酔い止めも必須です。特にスリランカの道路は日本ほど質がよくなかったり、山道をバスやタクシーで通る場合、みちがぐにゃぐにゃだったりするので、酔いやすい人は酔い止めを持っておきましょう。ちなみに、酔い止めは現地でも入手可能です!(でもやっぱり安心を取るなら日本製が良い…)

✅マスクの用意(トゥクトゥク・排気ガス対策)

コロンボやキャンディなど都市部では交通量が非常に多く、トゥクトゥクで移動すると排気ガスをまともに浴びることになります。特に渋滞時は空気がよどみ、車の高さとほぼ同じ位置に座るトゥクトゥクは排気ガスの直撃を受けやすいため、慣れていない人は頭痛や吐き気を感じることもあります。

筆者も最初は「マスクはいらないだろう」と思って持って行かなかったのですが、実際にコロンボでトゥクトゥクに乗った際に空気の悪さで具合が悪くなってしまい、マスクを用意していれば…と本気で後悔しました。

現地でもマスクは入手できますが、日本製に比べてフィルター性能が低いことが多いため、快適さや安心感を重視するなら日本から持参しておくのがおすすめです。排気ガスだけでなく、砂埃や人混みでの感染症対策にも使えるので、都市部を観光する際には必須アイテムといえます。


旅行中の安全対策と注意点

現地の物価・相場を知っておく

スリランカは経済状況が不安定なことから、物価が急に変動することがあります。観光客向けの料金をふっかけられるケースも少なくありません。事前に「水や食事、交通費、観光地の入場料」など基本的な相場を把握しておくことで、現地での交渉や支払い時に安心できます。特に観光地やマーケットでは値段交渉が前提となることもあるため、目安を知っておくことがトラブル回避につながります。

スリランカの物価調査や節約術は以下の記事で紹介しています。

レストランや観光地に入る際は事前にGoogleマップで口コミを見ておくとめちゃくちゃ安心ですよ!

トゥクトゥク・PickMe利用時の注意

街中の移動で欠かせないトゥクトゥクは便利ですが、観光客に対して相場の数倍を提示してくるドライバーも、悲しいことに結構います。事前に「相場の距離ごとの料金」を知っておくこと、そしてアプリ「PickMe」や「Uber」を活用することが大切です。Uberアプリはメーター制で料金が明確なので、ボッタクリを避けるのに有効です。対して、PickMeは距離によって値段が変動するので、遠回りをされていないか常にチェックが必須です。

また、筆者の経験では現金払いの際にお釣りが返ってこないケースが多々ありました。小額紙幣を多めに持っておく(移動時は100LKRを常に多めに持ってました)、目的地到着前に料金を確認するなどの工夫で、安心して移動を楽しむことができます。

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▼事前情報無しで行ったら死ぬほど過酷だったディヤルマ滝の観光記録。

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