【スリランカ旅行記】エラ〜ディヤルマ滝の日帰り観光。地元民直伝のベストルート

スリランカ

エラの滞在中、Google Mapを眺めていると、頂上からは息をのむ絶景が楽しめる、スリランカで2番目に大きい滝がどうやら近くにあるらしい。調べてもあまり情報が出てこないので、地元の人に助けてもらいながらローカルバスでエラ中心部から実際に行ってみました!ウキウキで向かうも、ターミナルでぼったくりの洗礼を受けたりバスの停留所が分からなかったりと散々でした。そんな日の記録です。

エラを出発

エラの中心部に分かりやすいバス停留所とガイドのデスクがあるので、迷うことはまずないと思います。ちょうど中心部のT字路にあります。行けば分かります。

📍エラのバスステーション

観光客用にでかでかと英語で丁寧に時刻表までありました。ありがたや~。

今回の目的地、「ディヤルマ滝」へは直行便がないので、まず「ウェラワヤ」に向かい、そこのバスターミナルで乗り換える必要があるとのこと。右の看板を見ると、ほぼすべてのDestination(目的地)の欄にWellawaya(ウェラワヤ)とありますね。安心。

Google Mapの地図で見ると、3時間~4時間かかる左側から行くルートが出てきますが、地元の人に聞いてみたところ、そっちへは行かないよ、とのこと。しかも4時間なんてかかるわけないよ、と。

実際はこのルートで向かいます

実際にはエラからウェラワヤバスターミナルまで40分ほど、そこからさらに40分ほどで目的地の滝、ディヤルマフォールの下流に到着します。

もうスリランカ滞在も2ヶ月目。ローカルバスは慣れたものです。

エラからウェラワヤバスターミナルまでは1人Rs.147(約76円)。格安!!

バスの車窓を流れるスリランカのローカルな街並みをぼんやり眺めているとターミナルに到着。

ウェラワヤバスターミナルで乗り換え

かなり大きなバスターミナルで、様々な地域からバスが集まる主要なハブになっているようです。

乗り場が分からない…

バスを降りるとたくさんの乗り場があるがウェラワヤの文字が見当たらず、どのバスへ乗ればいいのかが分からない…。
困っていると親切そうな(フラグ)現地のおじさんが話しかけてきて「どこへ行きたいの?」と。
バスの運転手かと思ったので「ウェラワヤ滝へ行きたい」と伝えると、ウェラワヤの方へ行くのは午前中で終わったよ~と言われ、ターミナルの裏側へ連れていかれます。

裏側にもバスが多いくあるものの「ウェラワヤ」の文字がなく、本当に来ない気がしてきました…。
立ち往生していると、親切そうな()おじさんが、「トゥクトゥクで連れて行ってあげるよ」と。

出たーーーー。ハイ詐欺ィーーーー!

すっかり騙されかけていた我々はおじさんを振り切り、来た道を戻り、ターミナルの表側へ。

近くで一部始終を見ていた(っぽい)係の人が「ウェラワヤは〇番からでるよ」とさらっと教えてくれました。係の人は黄色いゼッケンのようなものを着ているので分かりやすいです。(最初は係の人って気づかなかった。ただの奇抜ファッションかと思ってた。スマン)

ウェラワヤのバスターミナルに着いて道を案内しようとしてくる人はトゥクトゥクドライバーの可能性が高いので要注意です。困ったら黄色い服を着た案内の人を探して聞くようにしましょう。

ターミナルを出発!

乗り場につくとバスの運転手が近くでタバコを吸っていたので(オイ)、このバスはウェラワヤへ行く?と聞くと「行くよ~」とのこと。これで安心だ!

バスへ乗り込み待つこと10分程度で出発。

乗り場は【Naulla】と書いた乗り場からバスが出ています。

40分ほどの乗車で、価格は一人Rs.102(約53円)!なぜこの価格で運営ができるのか…(褒めてる)

ディヤルマ下流に到着

どこで降りるのかいまいちわかっていなかったが、同じように滝へ向かいそうな欧米人が下りる準備を始めたので同じ場所で降りてみた。Google Mapでもディヤルマ下流となっていたのでここで合ってそう。ウェラワヤバスターミナルから出発した場合、バスの進行方向右側に大きな滝が見えてくるので、まぁ分かるとおもいます。

📍Diyaluma Falls Brigde

下流だけでも十分迫力がありました。でも今回は上流まで行きたい!!

近くで観光客を載せようと手をこまねいているトゥクトゥク「上流まで歩くのは大変だよ、今なら500ルピー(1000円くらい)で上まで連れて行ってあげるよ」

悪魔のささやきを横目に、自分たちでの足で登ることを決意。
ブログのタイトルもテクテクだしね!

いざディヤルマ滝の頂上へ!

道順はこんな感じ。

正直、何の準備もせずに登り始めたことを後悔しました。きつい。ふつーにキツい。
まず滝の下流側から上流乗り場の入り口に着くまで約30分以上ずっと上り坂の森。車も通る道なので、アスファルトの上だが、野生の猿が電線を伝っていたり、【像出没注意】の看板もちらほら。

ドキドキしながら進むと、小さな村のようなものが見えてきて、看板の示す通りに進むと、その村を抜ける必要がありそう。水やお菓子など、必要なものはここで買えます。小さなレストランもありました。

村を抜けてのぼることさらに20分。ようやく見えてきたチケット売り場。値段はRs.350(約180円)
Rs.5,000(約2,500円)の現金しか持っていなかったので、そのまま渡すと値段が大きすぎてお釣りが出せないと言われる始末。

そんなばかな…。

ちょうど他のツアー観光客が来たタイミングだったので、ツアー客の後に再度チケット購入チャレンジ。お釣りもあり、無事にチケットをゲットできました。

大きいお金はお釣りがない場合があるので、スリランカの観光地に行く場合はRs.500以下、できればRs.100くらいに細かくしたお金を持ち歩くようにした方がよさそうです。(特にトゥクトゥクを利用する場合お釣りはもらえませんので…)

そこからさらに急な坂を上ること約40分。上流に近づくにつれ道が細く、歩きにくい道になっていきます。手すりなんてものもなく、滑って落ちたらと思うとぞっとします。

ついに上流到着!

そんな山道を抜けると、滝の上流に到着しました!下流から上流まで、約1時間半の山登りでした。キツかったー!到着したのは14時ごろでしたが、既に数名の観光客がいました。

地元の人は滝つぼに飛び込んだりしていてとても楽しそうでした。

そして、この滝は1本の大きな滝ではなく、数か所に分岐して大きな滝となっているようで、ところどころに自然のプールが出来ていました。水着を着てこればよかったなぁと少し後悔…!飛び込みをしているツアーの人たちがとても気持ちよさそうでした。

さらに進むと、滝の本当の頂上に到着。ここからの景色は、目を見張る絶景でした。
滝の上から下を覗くと、スタート地点の下流が見えますが、上から見える車や人間はものすごく小さく見えます。

滝の高さは約220mあるそうです。数字で聞くと、100m走2回分かぁ…くらいの微妙な数字ですが実際に上るとめちゃくちゃ高いです。私は高所恐怖症ではありませんが、そんな私でも滝のギリギリの場所に立つのは結構怖かったです。
もちろん手すりや安全ネットなどもないので、自由に動き回れる半面とても危険な場所でもありますね。

それでもこのパノラマビューはなかなか見れるものではありません。苦労した分本当に美しかったです。

いざ下山

存分に景色を楽しんだので、暗くなる前に帰ることに。
時間はすでに16時を回っており、日がだんだん傾いてきたので、さっそく来た道を戻ります。

滝の頂上でGoogle Mapを開くと来た道とは別ルートの帰り道が出てきますが、看板などの情報がなく実際に別ルートで帰れる保証もないので、大人しく来た道を戻りました。スリランカで遭難したくないし…。

村を抜けたあたりでバス乗り場があるか聞くも、次は1時間後で、来るかどうかも定かではないとのことだったので、来たときに降りたバス停(📍Diyaluma Falls Bridge) 付近までテクテク歩いて戻りました。

帰りのバス乗り場

帰りのバス乗り場が全くわからなかったので、近くの小さな商いをやっているお店でおやつとココナッツジュースを買い、バス停を聞くと「お店の向かい側にバスが止まるからそこで待っていな。」と教えてくれました。

乗り場を教えてくれた優しいお店は、左下のお店(📍Upendhra Tea Room) です。

別記事で紹介していますが、スリランカのローカルバスの止め方は、手のひらを下に向けひじを曲げたりのばしたりすると止まってくれます。(最悪、「止まってくれー!」と手を振っても多分止まってくれます。たぶん。)

スリランカのローカルバスの乗り方はこちら

バスの行き先が分からなければ乗る前に運転手に「ウェラワヤ?」と聞きましょう。
バスに乗れたらまたウェラワヤバスターミナルに戻り、エラ行のバスに乗り換えるのですが、もう一つ注意を。私がウェラワヤに戻ったのは17時過ぎで、その時すでにエラ行きのバスがなく、別のバス停留所に移動する羽目になりました。

ウェラワヤでバス停を聞きまわっていると、見かねた別の運転手が、バスを戻しに行くからその途中で降ろしてあげるよ!と私たちのバス停まで、無人のバスにのせて無料で連れて行ってくれました…!ありがとうございます…!ありがとうございます…!

スリランカ人の優しさに触れてほんわかした気持ちでエラ行のバス停に着くも、なかなかバスが来ず周りの人に聞くと、事故か何かでバスが1本走行中止になり次に来るのが1時間半後くらいだとか…ヒエッ

滝登り&下りでへとへとなのに、座ることもできずそこから約1時間半待ち続け、ほんわかした気持ちもすっかりしぼんだころ、ようやくバスがやってきて、席の争奪戦…。お尻をむりやりねじ込み、席をゲット!
エラの中心部に帰還したころには既に21時…。疲れ切っていたので適当な売店でコットゥを買い、コーラをグビグビ飲みながらホテルへ帰り泥のように眠りました。

いやー大変な旅でした。

ディヤルマ滝へ行く際のチェックリスト

なかなかディヤルマ滝へ行った情報がなかったので、少し苦労しましたが無事に帰ってこれて本当に良かったです。事前に知っておきたかった情報を以下にまとめておきますので、今後ディヤルマ滝へ行く予定の方は参考にしてみてください。

  • ディヤルマ滝を観光するなら午前中がおすすめ!(午後は観光客が多い&遅いと帰りのバスが少ないため)
  • ウェラワヤバスターミナルには詐欺トゥクトゥクに注意!困ったら黄色い服のガイドを探す!
  • ディヤルマ橋に着くときのバス停と、ウェラワヤバスターミナルへ帰るときのバス停の場所が若干違うので注意!
  • 上流に向かう場合、道がかなり滑りやすい場所が多いのでスニーカー必須!サンダルは絶対NG!
  • 水は買う場所があるので持参する必要はなし!
  • 森の中を歩くので虫よけスプレー必須!
  • チケット代は大きい額で支払うとお釣りが無いと言われるのでRs.500以下の貨幣を持っておく!
  • 寒く無ければ水着を着ていくのがおすすめ!

エラに来たら日帰りで行けるナインアーチブリッジに足を運んでみるのもおすすめですよ

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