スリランカ旅行で絶対に外せない絶景スポット、ナインアーチブリッジ(9つの橋)。現地の列車時刻表も完全網羅した、初心者でも安心の徹底ガイド。エラの中心部から日帰りで行ける、まるで絵はがきのような美しい景色が広がる世界的に有名な「空に浮かぶ橋」へ、実際に行ってきたのでそのアクセス方法と魅力を紹介します!
ナインアーチブリッジとは?その魅力と絶景ポイント
スリランカ観光のハイライト!ナインアーチブリッジとは?
エラに滞在するなら絶対に外せない観光スポット、「ナインアーチブリッジ(9つの橋)」とその歴史についてはご存じでしょうか?
ナインアーチブリッジ(別名「天空の橋」)は、スリランカにあるとても美しい高架橋です。植民地時代に作られたこの橋は、アーチ形の橋が9つもあり、急な坂道にも対応できるように設計されています。
建設はスリランカの地元の人たちだけで行われ、当時の技術や資材の運搬には大変な苦労があったそうです。完成したのは1919年で、橋には地元の砂やセメントが使われ、今でもその頑丈さを保っています。しかもこの橋のユニークな点は、構造全体に鋼鉄や金属を一切使用せず、すべて岩、レンガ、セメントで造られていることです。
すごいですね!まさに昔のエンジニアの知恵と工夫が詰まった建築物です!
エラからナインアーチブリッジへの行き方
エラのいたるところで、観光ツアーや送迎パッケージなどが販売されていますが、どれも割高なので、実際に私がエラからナインアーチブリッジへ行った方法をご紹介します!
徒歩やトゥクトゥクでのアクセス方法
徒歩でのアクセス方法
私はエラの中心部に滞在しており、Google Maps上では、ホテルから徒歩約20分~25分ほどで行けるみたいだったので、徒歩で行きました
エラからの道のりは、ほぼ平坦か、やや上がり坂でしたがナインアーチブリッジの近くになるまでは比較的行きやすいです。
途中で「ナインアーチブリッジはこちら」の看板があるので、迷う事はありません。
看板の後はしばらく森を歩くことになります。
道が合ってるのか不安になりますが、ところどころに看板があるので大丈夫です。
1本道なので、迷うことはないと思いますが、不安になったらGoogle Mapsで位置情報が確認できます。森の中なので、SIMによっては電波が通らない可能性があるので不安な方はオフラインマップとして事前にマップをDLしておくことをお勧めします。(これにより、電波が無くても位置情報が分かるようになります)
ところどころに小さな商いをしている地元の方がいるので、分からくなったら聞くこともできます。
森に入ってから10分ほど歩くと、見えてきました!
おお…!
遠くからでも綺麗でしたが、実際に自分の目で見ても圧巻の風貌!
歴史を感じる立派な佇まいです。
トゥクトゥクで行く場合
歩きはちょっと…という方はトゥクトゥクでもアクセスは可能ですが、観光地なので、乗車の際にぼったくられる可能性はかなり高いです。また、土地の構造上、橋の近くまではトゥクトゥクは入れないので結果的に手前で降ろされ歩かされます。トゥクトゥクで行こうと思っている方も、徒歩になっても大丈夫なようにスニーカー・汚れてもいい恰好で行くことを勧めします。
エラから行こうとすると片道1000円~2000円以上請求されることもあるようです。(相場的には実際は300円くらいの距離ですのでご注意ください)
ナインアーチブリッジでの楽しみ方と過ごし方
ナインアーチブリッジでの楽しみ方をいくつかご紹介します。
写真撮影スポット&インスタ映えのポイント
ナインアーチブリッジは写真撮影スポットがいっぱいありますが、おすすめは橋の下からのアングルです。
柵などはなく、一歩間違えれば谷底に真っ逆さまですが、みんな思い思いに写真を撮ったりして楽しんでいました。私が行ったときは、インスタ映えのする写真を撮ってくれるプロのカメラマンもいました。(4ショットで1000円くらいだったかな…自分で撮りたかったのでその時は断りましたが、思い出のためにお願いすればよかったなぁと今更ながら少し後悔…)
ローカルの売店やカフェでのんびりするのもおすすめ
ナインアーチブリッジの周りには、小さいながらも地元の人が経営するカフェがありますので、電車が来るまでコーヒーや紅茶を飲みながらのんびり待つこともできます。エラのローカル店に比べると値段設定はやや高めです。
カフェと言っても、日本にあるような立派なカフェではなく、いわゆる掘っ立て小屋的な簡易的なカフェ(失礼)ですので、衛生面が気になる方は止めておいた方が無難です。ペットボトルの水やタンビリ(フレッシュココナッツジュース)は300円ほどでどこでも売っていたので、水分補給は可能です。
また、道端でマンゴーやカレーを売っている人もおり、ちょうど小腹が空いていたのでマンゴーを買ってみました。
バナナの葉でくるんであり、つまようじ付きで手を汚さずに食べる事ができます。1つ約200円。
甘くて新鮮でとてもおいしかったです!
いろんな国でマンゴーを食べましたが、今のところトップはスリランカのマンゴーです。それくらい甘くておいしいので是非食べてみてください。(マンゴーはスーパーでも買えます)
1日に7回だけ!電車が通るタイムテーブル
豊かな緑に囲まれたこのスリランカの象徴的なこの観光スポットは、本当に見るだけで感動すること間違いなしです。写真撮影や自然愛好家には特におすすめ。
この橋の上を電車が通るのは、1日に7回だけ。
電車が通る線路と、人が通っても良い道の間には柵などはなく、ギリギリのところまで近づくことができます。
ナインアーチブリッジには、電車が通る瞬間をカメラに収めようと多くの写真家が集まります。
そんな一日に7回しか電車が通らないナインアーチブリッジのタイムテーブルはこちら。
私はちょうど9:20の電車を見ることが出来ました。
タイムテーブル通りに電車が通ることは稀で、基本的に遅延しますので、前後30分は余裕をもって到着しておいた方がよさそうです。私の時は9:50に電車が通りました。
スリランカの電車あるあるですが、時間が後になればなるほど遅延するようです。
電車が通るときは警備の係の人が笛を吹いて知らせてくれます。
エラからナインアーチブリッジへ行く際の注意点
安全に楽しむための注意事項
服装や持ち物
まず、観光地と言っても、ナインアーチブリッジまでの道は完全に整備されているわけではない為、服装や持ち物の準備をしっかりしてから向かう事をお勧めします。トレッキングできるシューズ(スニーカー)、汚れてもいい服装、森の中なので虫よけスプレーはマストです。
Wifi
また、前述しましたが山の中にあるため、スマホの電波が途切れる可能性があります。(eSIMは実際に電波がなくなりました。物理SIMはセーフだった。。さすが…)
なので、Google Mapsをお使いの場合は、マップをオフラインで見られるように事前にダウンロードしておくのがおすすめです!
ぼったくり
スリランカに長く滞在していると大体の相場感が分かってくるのでぼったくりか否かの見極めができるのですが、旅行や短期滞在だとなかなか難しいと思います。特にトゥクトゥクのぼったくりは目立ちます。ほかにも小さい商いをしているお店なども、ものすごくナチュラルに観光客価格を請求してきます。
日本に比べるとスリランカの物価はやはり安いので、ぼったくられたところで…という金額ではあるのですが、少額でもぼったくりを許してしまうと、業者は「これでも観光客は払う」と学習し、それが当たり前になってしまいます。結果として、後に訪れる旅行者がさらに高い料金を要求される状況を作り出すことになります。なので「これ、ぼったくりじゃないの」と思ったら正当な価格を要求しましょう。
特に、エラの中心部からトゥクトゥクでナインアーチブリッジなどの観光地へ行く場合はご用心ください。
スリランカにこれから向かう方は、空港からコロンボ市内への移動の際にぼったくりにご注意ください。全く回避できなかった新手のぼったくり体験は以下の記事でまとめてます:
まとめ:エラからナインアーチブリッジへの日帰り旅の魅力
エラの中心部から日帰りで行ける壮大なナインアーチブリッジへの旅は、スリランカ旅行のハイライトになること間違いなしです!
橋を渡る列車を間近で見たり、フォトジェニックな景色を楽しんだりする時間は、忘れられない思い出になりますよ。特に夕日の時間帯はそこまで混雑しておらず、電車と夕日の美しい写真を撮ることができます。
短い滞在でも満足感を味わえる、このプランをぜひ旅行プランに加えてみてください!
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