海外に長期で滞在するノマドワーカーや留学生にとって、日本の海外旅行保険は費用も契約の縛りも重すぎるのが悩みどころですよね。筆者も、海外ノマド生活を始めるにあたって最もコストがかかるなと頭を抱えたのが、この海外旅行保険です。
いつでも解約できて、月額数千円で済む保険があれば、最高ですよね。
そんな長期滞在者の間でここ最近話題になっているのが、
月額制の『SafetyWing(セーフティウィング)』です。
Safety Wing – Insurance
40ドル付きの公式サイトへの招待リンクです。
結論から言うと、SafetyWingは費用と柔軟性を最優先する方には最高の選択肢で、現時点でのコスパ最強保険だと思います。
しかし、従来の日本の保険と比べて補償範囲やサポートに大きな違いがあり、それを知らずに加入すると後悔する可能性があります。
実際にSafetyWingを契約・現在進行形で利用している筆者が、そのメリットと、利用者が知っておくべきデメリットや口コミ・評判を徹底的に解説します。
あなたがこの保険を選ぶべきか、この記事を読んで判断してください。
SafetyWing(ノマド保険)が長期滞在者に選ばれる3つの理由

SafetyWingが、日本の保険よりもノマSafetyWingが、日本の保険よりもノマドワーカーや長期滞在者の皆さんに選ばれている理由は、すごくシンプルです。ズバリ、安い・早い・簡単なこと。
ここでは、筆者が実際に使ってきて実感した推しポイントを正直にレビューしていきます。
1.使いたい分だけ!手続きゼロの自動更新と、解約の簡単さ

SafetyWingのすごいところは、契約期間に縛られない自由さです。
今までのような「○ヶ月契約しないといけない」という決まりがありません。これはありがたい。
そして、更新はほったらかしでOK!
毎月、特に何か手続きをする必要はなく、クレジットカードから勝手に引き落としがかかります。国を変えても、改めて連絡する必要は全くありませんでした。国を移動しまくっても、保険が自動で続いているのはすごく安心でした。
SafetyWingから毎月、「保険を延長しましたよ!」というメールが届きます。
実際のメール↓

Until~の部分に、ちゃんと終了時期も記載されているのが信頼できますね。
手動で解約するまで自動で更新してくれるので、更新する手間もありません。
帰国の目途が立ったり、保険を切りたい時にはこの更新日までに解約すればOK。
やめたい時にすぐやめられる:
「一時帰国するから今月は保険をストップしたいな」という時でも、アプリや公式サイトからポチッと操作するだけですぐに解約できました。
解約まで本当に分かりやすく、迷子にならないサイト設計でした。地味にありがたい。
↓実際に一時帰国の時に解約したときに送られてきたメールです。

解約後すぐに切れるわけではなく、ちゃんと期限いっぱいまで保険が適応されていました。
旅行の予定が変わりやすい長期滞在者には、この手軽さが本当に神です。
2. 日本の保険と比べて「すごく安い」月額料金
SafetyWingは、自由なのに、日本の保険と比べるとお財布にとても優しいんです。
Essentialプラン、10歳~39歳までの場合

月1万円以下で済む:
39才までは毎月だいたい8,000円くらいで保険に入れてしまいます。
日本の高い保険に入ることを考えたら、費用を大幅に節約できますね。
値上がりの心配がない:
一度契約したら、保険料が後から上がることがないのも安心です。ただ、一時的に解約してまた入り直すと、その時の為替レートなどで値段が変わることもあるので、その点だけは頭に入れておいてくださいね。
3. 海外からでも「パッと」手続き!サポートも早い
海外にいる時に「保険に入ってない!」と焦った時でも、すぐに手続きできる使いやすさも魅力です。筆者はタイのバンコクにいる時に、クレカの付帯していた保険が切れたのでSafetyWingにいそいで申し込みましたが、3ステップほどですぐに申し込みが完了しました。
海外からでもサクサク契約:
サイトは英語ですが、サイトの自動翻訳を使いながら、難しいこともなくパッと手続きが完了。手続きで手間取って時間を無駄にすることはなかったです。契約まで実質5分程度。
契約前に質問があればサクッとチャットサポートで聞いてしまうのもアリです。

保証内容に気になる点があり、一度チャットサポートを利用したのですが、返信が早く、しかもものすごく丁寧に教えてくれて、感激しました。
チャットサポートがすごく早い:
英語でのやり取りにはなりますが、オンラインでのチャットサポートの返信がめちゃくちゃ早いです。翻訳ツールを使えば、英語でもすぐに疑問を解決できたので、そこはすごく評価できるポイントでした。
日本の海外旅行保険との違い
SafetyWingが安いことはわかりましたが、実際どれくらい安いのか?ここでは例として大手の東京海上日動の海外旅行保険と比較してみます。
結論から言うと、1ヶ月間で契約した場合の保険料は、SafetyWingと比べて、東京海上日動の保険料金はかなり高くなります。
公式サイトや公開情報には「月額いくら」という形で一律の金額は提示されていませんが、公開されている短期の料金から推測してみます。
東京海上日動(マリンパスポートなど)の料金目安
東京海上日動の保険料は、旅行期間と目的地、補償内容によって細かく変わります。
| 期間/目的地 | 補償内容の目安 | 料金の目安(短期契約から推計) |
| アジア 1ヶ月 | エコノミープラン(最低限) | 約15,000円〜20,000円 |
| 欧米 1ヶ月 | レギュラープラン(標準) | 約20,000円〜35,000円 |
【公開されている料金例からの推計】
- アジア3日間で950円〜1,520円。
- ヨーロッパ6日間で5,560円。
このレートで考えると、1ヶ月(約30日)となると、東京海上日動だと最低でも15,000円、手厚い補償を選ぶと30,000円を超えることが予想されます。
SafetyWingと東京海上日動の費用比較
| 項目 | SafetyWing(Essential Plan) | 東京海上日動(一般) |
| 月額目安 | 約8,738円(4週間) | 約15,000円〜30,000円超 |
| キャッシュレス | 原則なし(立て替え払い) | 提携病院で可能(大きなメリット) |
| 日本語サポート | 英語ベース(チャットは早い) | 24時間・日本語で手厚い |
SafetyWingは月8,000円台で済むのに対し、日本の大手保険だと最低でも月1.5万円以上かかることがわかりました。SafetyWingはほぼ半額ですね。すごい。
SafetyWingの2つの海外保険プラン比較:必要なのはどっち?
SafetyWingには、主に「Essential Plan」と「Complete Plan」の2種類があり、補償内容が大きく異なります。日本の保険(エポスカード付帯など)の感覚で加入すると後悔するため、それぞれのプランで「何ができて、何ができないか」をしっかり理解しておきましょう。

各プランの補償内容と費用
SafetyWingの公式サイト情報を元に、重要な補償項目を筆者の視点でまとめました。
| 補償項目 | Essential Plan(旅行医療保険) | Complete Plan(フルヘルス保険) |
| 治療費上限 | $250,000 | $1,500,000 |
| 日常的な病院診療 | 含まれない (急な病気や怪我の治療のみ) | 含まれる (例: 皮膚科、婦人科などの受診) |
| 予防・検診 | 含まれない | 含まれる (検診、ワクチンなど $350まで) |
| 携行品(盗難・破損) | Lost checked luggage(預け入れ荷物の紛失)$500/個、最大$3,000 | Stolen belongings(盗難)をカバー $5,000まで |
| モーター事故 | $250,000まで補償 | $1,500,000まで補償 |
| 歯科 | 緊急歯科のみ($1,000まで) | 日常的な歯科検診もカバー |
| 料金目安 | $56.28/月(約8,500円〜9,500円/月 | $161.50/月(約24,000円〜25,000円) |
【注意点】SafetyWingの「安さの裏側」と請求時の手間
SafetyWingは、プランによって補償内容が大きく変わります。
日本の保険のように「すべて込み」ではないため、自分の持ち物やニーズに合わせて「割り切る」ことが必要になります。

【筆者の感覚】
Essential Planは、日本の短期旅行保険のように「命に関わる医療費と、緊急の移動」に特化しています。この安さを選ぶなら、携行品(盗難・破損)や日常的な病院代は「自己責任」と割り切るのが前提です。
Complete Planは、日常的な診療や盗難補償も手厚くなり、長期で腰を据えて暮らす人や、医療費の上限額を大きくしたい人に向いています。
この補償内容で特筆したい、個人的に嬉しい項目は「モーター事故」についてです。
SafetyWingの規約における「モーター事故」の補償は、運転中または同乗中に自動車やバイク、スクーターなどで遭遇した事故による怪我や治療費を指します。
補償される事故の例:
💰海外でバイクやスクーターを運転中に転倒し、怪我をした際の治療費
💰タクシーやレンタカーに乗車中に、他の車と衝突して怪我をした際の治療費
【重要】モーター事故(バイク・車)の補償はどこまで?
この補償を受けるためには、SafetyWingの規約に記載されている通り、いくつかの必須条件があります。
💡If properly licensed (適切な免許を所持していること)
-その国で運転が認められている国際免許や現地の免許を持っている必要があります。
💡wearing all safety equipment (すべての安全装備を着用していること)
-バイクであれば、ヘルメットなど現地の法律で義務付けられている安全装備を着用している必要があります。
💡and not intoxicated (飲酒状態でないこと)
– 飲酒運転など、法を犯している状態での事故は補償されません。
法を犯してない、純粋に起こした/起こされた事故の場合は補償の対象内というわけですね。
特にアジア圏などで長期滞在するノマドワーカーは、バイクやスクーターを利用することが多いため、モーター事故のリスクがとても高くなります。
SafetyWingは、この高いリスクを補償対象に含めているという点で、ノマド層にとっては大きな安心材料となります。筆者もバイクは毎日のように乗るので、この内容だけでも正直かなりありがたい。
キャッシュレス診療は原則なし、請求は英語で

日本の保険とは違い、利用時にいくつかの手間がかかることは知っておいた方が良いです。
①キャッシュレス対応は原則ない:
多くの日本の保険のように、提携病院での「キャッシュレス診療」は原則できません。これは、SafetyWingを利用する上で最も大きな注意点の一つですね。
②立て替え払いが必要:
病院やクリニックでの治療費は、一旦自分で全額支払う必要があります。その後、領収書や診断書を揃えて、オンラインで英語で保険金請求を行うのが一般的な流れです。
幸い、筆者はまだSafetyWingを利用して病院で請求を行う経験はありませんが、「何かあっても大丈夫な安心感がある」のは、この保険に入っているからこそですね。
病気や怪我で辛い時に、英語で病院とやり取りし、さらに英語で保険会社に請求するのは正直大変ですよね。しかし、この手間を許容できるかどうかが、「月8,000円台の安さ」と「自動更新の自由さ」という大きなメリットを享受するための交換条件だと個人的には思います。
まぁ、実際どの保険に入っていても海外の病院に行けば英語でのやり取りは嫌でも必ず発生するものなので、ここは許容ポイントではないでしょうか。
ちなみに、SafetyWingへの保険金の請求は専用の窓口があるのでサクサクできます。
SafetyWingログイン → Claims(請求) → Make your first claim

オンラインで完結できるのは海外勢にとってはかなり大きなメリットですね。
SafetyWingリアルユーザーの口コミと評判
海外で実際にSafetyWingを使っている人たちの口コミを調べてみました。
カナダ旅行中に足首を骨折して保険を使った人の口コミ

国際的な時間のためにずっと使っていて、すごくおすすめ。
— Reddit
彼らのポリシーの書類はシンプルでわかりやすいし、値段も気に入ってる。
それに、実際に使わなきゃいけなくなったんだ!カナダ旅行中に転んで足首を骨折したと思って、救急に行かなきゃいけなくなったんだ。請求手続きはすごく簡単で、結構すぐに承認してくれたよ。その請求だけで、もう3、4年分の保険料がペイできた感じ?マジで最高!
インドネシアでの体調不良時、請求プロセスが簡単で迅速だったという声
“My partner got really sick while we were in Indonesia and SafetyWing was amazing. They covered the doctor visit and IV drips without any hassle. The claims process was quick, easy, and way less stressful.”
— Trustpilot
(私のパートナーがインドネシアでひどく体調を崩したとき、SafetyWingは素晴らしかった。医師の診察と点滴を面倒なくカバーしてくれた。請求プロセスは素早く、簡単で、ストレスがずっと少なかった。)
→インドネシア(バリ島)では筆者も体調を崩しました。いわゆるバリベリーですね。
当時、クレカ付帯の保険が切れていたので病院に行けず気合で直しましたが、保険に入っていなかったことを何度も後悔する出来事となりました…。大事にならなくて良かったですが、脱水症状などで悪化していたら高額な医療代を請求されていたことでしょう…。
サポートの迅速さを評価する声
“I was sort of amazed at how support was there right away and knew all the options to solve my problem. The assistants are always available, it never takes more than 5min for me to get clarity on the issue.” (サポートがすぐに対応してくれて、問題を解決するための選択肢をすべて知っていたことに、ある種驚いた。アシスタントはいつも対応可能で、問題が明確になるのに5分以上かかったことはない。)
— Trustpilot
→これはめちゃくちゃ共感できます。本当にサポートがものすごく速いです。
結論:SafetyWingは「〇〇な人」に最適 — あなたが選ぶべきプランは?
SafetyWingは、間違いなく海外長期滞在者の保険の常識を変えました。しかし、万人向けではありません。筆者の経験を元に、あなたがSafetyWingを選ぶべきか、そしてどちらのプランを選ぶべきかをまとめます。

SafetyWingが【完璧に合う】のはこんな人
- とにかく費用を抑えたい人:海外保険が月数千円~という安さは最大の魅力です。
- 契約の縛りが嫌な人:「使わない月はすぐに解約したい」という自由度の高さを最優先する人。
- 医療費以外の補償は「自己責任」と割り切れる人:携行品(カメラやPC)は、自分で別途カバーするか、補償が薄いことを許容できる人。
SafetyWingではなく【日本の保険も検討すべき】なのはこんな人
- 手厚い携行品補償が必須な人:高価な機材を多数持ち運ぶフォトグラファーやクリエイターなど。
- 日本語での手厚いサポートと、キャッシュレス診療を最優先する人:体調不良時に、煩雑な手続きをすべて日本語で済ませたい人。
あなたが選ぶべきプラン診断
- Essential Plan:短期のノマド、費用を極限まで抑えたい人、医療費の最低限のお守りが欲しい人に最適。
- Complete Plan:現地に長く住む、日常的な診察(予防医療、専門医)もカバーしたい人、盗難補償も加えたい人に最適。
Safety Wing – Insurance
40ドル付きの公式サイトへの招待リンクです。
SafetyWingとの旅が、あなたにとってもっと安心で自由なものになりますように!


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