結論:海外ノマドの平日は意外とゆるい。でも生産性は落ちない理由
海外ノマドと聞くと、
「優雅だけど仕事はちゃんとできるの?」
「遊んでるようにしか見えないけど、収入はどうしてるの?」
こう思われがちです。(よく聞かれます)
でも実際は、生活はゆるいのに、生産性は日本にいた頃より落ちないという不思議な現象が起きます。
理由はシンプルで、
・無駄な移動がない
・人間関係のストレスが極端に少ない
・物価が安く、生活コストの不安が消える
・気分転換が“外に出ればすぐそこ”で完結する
これだけで、1日の疲労が桁違いに減るからです。
もちろん、ずっと海辺でのんびりしているわけではありません。
むしろ、働く時間は日本より少ないのに、密度は濃い。
そんな「ゆるいのに結果が出る」海外ノマドの平日の1日を、ここから時間付きでリアルに全部公開します。
海外ノマドワーカーの平日のタイムテーブル(リアルな1日の流れ)
⏱10:00|起床(朝が弱すぎ問題)
完全にナメた起床時間です。昼の12時まで寝てることもあります。
国によっては日本との時差があるので、オンラインミーティングがある場合は時差を考慮した起床をします。東南アジアにいる場合は-2~3時間程度の時差ですが、中東あたりから時差が開き始めるので、ちょっと早起きしないといけなくなります…。
ミーティングが無いときは気にせず寝てます。体が資本なので睡眠は超大事。
⏱10:00〜12:00|朝昼まとめて一食&身支度
朝食兼昼食。
南国はフルーツが安いので季節のフルーツとパンで済ませることが多いです。
⏱12:00〜15:00|集中作業+オンラインMTG
仕事。打ち合わせはこの時間内で行ってます。
仕事はホテルのラウンジか部屋、カフェでやることが多いです。
高速Wifiが必要な時はコワーキングスペースに行ってみたり、自由です。
⏱15:00〜18:00|外に出ないとメンタルが死ぬ
地元観光か、海に行ったりホテルのプールへ息抜きへ。
仕事が詰まっているときは作業を続けます。(ずっと部屋にいると病むので、1日1回、納期がマジでヤバい時以外はなるべく外に出るようにしています。)
⏱18:00〜19:00|ローカル料理で夕食
ローカルレストランかカフェで夕食。基本1日2食です。時間があるときは自炊します。
スリランカで毎日外食の1ヶ月と毎食自炊の1ヶ月を比較してみたらかなり大きな差が出たので、コスパ重視旅をするなら、断然自炊がおすすめです。
⏱19:00〜23:00|夜の方が作業効率が高い
お仕事再開。個人的には夜の方が作業効率がいいので、ノッてきたら2時くらいまで仕事してたりします。気分でやったりやらなかったり。次の日までに日本に送りたい仕事などはこの時間に終わらせてしまいます。
海外ノマドが1日5〜7時間労働でも成り立つ理由

まず前提として、海外ノマドは働く時間が短い=サボっているではありません。
むしろ、短時間で成果を出す仕組みを作らないと生き残れないかなと、思います。
実際に1日5〜7時間で成立している理由は、次の3つだけで説明がつくかと思います。
① 無駄がゼロに近い
通勤・出社の準備・社内調整・どうでもいい雑談…
これらが全部なくなるだけで、1日の作業時間は普通に3時間以上浮きます。
働く時間が短くなったのではなく、純粋な作業に当てる時間が増えたという感じですね。
② 気分転換できる場所がすぐそばにある
部屋にこもり続けて消耗するより、1時間海やプールに出た方が、戻ってきたときの集中力が桁違いになります。これが日本でいう“休日にリフレッシュ”の感覚を毎日小分けにしてる状態でしょうか。
煮詰まったら、一旦仕事の手を止めて観光に繰り出せる、これはノマドワーカーの最大の利点ですね。
③ 案件の選別と優先順位が自然に洗練される
海外で生活すると、
「時間を無駄に使う仕事」を本能的に避けるようになります。
- 単価が低すぎる仕事
- 修正地獄が確定している案件
- 反応が遅すぎて進まない依頼
こうしたコスパの悪い仕事が自然と淘汰されていくため、生産性の高い仕事だけが手元に残る状態になります。
総じて、
「働く時間が短いから自由なのではなく、自由だからムダが減って効率が上がる」
これが海外ノマドが5〜7時間で回る理由です。
体調や気分次第で仕事をやったりやらなかったりと自分の好きなように1日が設計できるので、サボろうと思えば無限にサボれます・・。そこが怖いところでもあるんですが。
海外ノマド生活と日本の働き方の大きな違い
日本で働いていた頃は、ちょっとした案件でも企業さんに呼び出されたり、意味のないMTGが連発したり、さらに参加しなくていい飲み会までセットでついてきたり…。
正直、本来の仕事と関係ない時間が多すぎました。
でも海外にいる今は、
「現在は海外におります!」の一言で、その全部が一瞬で消えます。
対面の呼び出しはゼロ。
無駄な会議もゼロ。
飲み会の誘いもゼロ。
その結果、MTGはオンラインで必要最低限だけに集約され、1回1回が短く・濃く・生産的になりました。
時間をしっかり区切るようになったことで、日本にいた頃よりむしろ
短時間で成果が出る働き方が自然と身についたな~と思います。

「ノマド」って、ほんの少し前まで、「No mado=No 窓」だと思っていて、窓=オフィスのイメージだったので、それでオフィスのない働き方のことをノマドというんだと思ってたんですよ。そしたら、窓じゃなくてNomad (放浪者)という単語があったんですね~。
Nomadの言葉通り、いろんなところへ漂流(旅行)ができるので、仕事に疲れたら次の町や国へ移動できるのは本当に魅力的です。ふらっと洞窟へ行ったり、透き通る海でシュノーケリングをしてカラフルな魚たちと泳いだり、カフェで異国の人と交流をしたりできるのは日本ではなかなか味わえない経験です。
とはいえ、毎日旅行してたらご飯が食べられなくなってしまうので、自分のスケジュール管理と体調管理が今のところ一番大事な仕事かもしれません。
海外ノマドのよくある質問
- Q1. やっぱり海外ノマドって英語できないと無理?
- A. 生活レベルなら全然いけます。
レストラン・Grab・ホテル・カフェはほぼ英語 or ジェスチャーで問題なし。仕事が日本向けなら、英語ゼロでも成立します。中学卒業程度の英語が出来れば全く問題ないと思います。
- A. 生活レベルなら全然いけます。
- Q2. 仕事は途切れないの?
- A. 日本のクライアントがメインなら普通に継続します。レスさえ早ければ海外にいるかどうかは正直関係ないです。
- Q3. 時差問題で困ることはある?
- A. 日本と東南アジアはほぼ時差ゼロ~2時間程度なので困りません。欧州や中南米に移動する場合は、MTGの時間帯を固定すれば問題なし。
- Q4. フリーランスとしての不安はない?
- A. 正直、ゼロではないです。でもこの不安は日本にいても同じ。
むしろ生活コストが低いから、海外の方が精神的には安定しやすいです。
飲み会などが無くなったので日本にいるときよりも自由に使える時間とお金が増えました。
- A. 正直、ゼロではないです。でもこの不安は日本にいても同じ。
- Q5. 孤独じゃない?
- A. 正直、孤独には強くないとしんどいです。ただ、宿・コワーキング・カフェで会話が生まれることも多く、1人を楽しめる人なら問題なし。それでもやっぱり、1~2年に一回はジャパンシックになります。
- Q6. 海外ノマドって実際どこで働いてるの?
- A. カフェ・ホテル・コワーキングすべて高速Wi-Fi完備の国が多い。
特にバリ島・ホーチミン・ダナンあたりはノマド天国でした。逆にノマドに向いていない国はスリランカです。(Wifi設備が総じて悪いため)
- A. カフェ・ホテル・コワーキングすべて高速Wi-Fi完備の国が多い。
- Q7. だらけない?自己管理できる?
- A. 正直、気を抜けば秒で堕落します。でも外に出るだけで気分転換できるので日本よりリズムの立て直しが簡単かもしれません。
- Q8. 月いくらあればノマド生活できる?
- A. 国や住む場所の質、求める生活レベルにもよりますが、贅沢過ぎない&質素過ぎないノマド生活をしたいなら、経験上は東南アジアなら月8万〜15万円(家賃・外食・交通費すべて込み)、中東あたりなら15万~20万あれば毎月貯金ができるレベルです。
ヨーロッパの方は外食も観光も楽しむとなると最低でも安定した30万円はほしいところです。(ユーロ高&移動費と観光費用が高い為)
- A. 国や住む場所の質、求める生活レベルにもよりますが、贅沢過ぎない&質素過ぎないノマド生活をしたいなら、経験上は東南アジアなら月8万〜15万円(家賃・外食・交通費すべて込み)、中東あたりなら15万~20万あれば毎月貯金ができるレベルです。
それぞれの国での1か月間の家賃や生活費など。今後も更新していきます。
海外旅行やノマド生活をするにあたって「これだけは日本にいる間に準備した方が良い…!」と実際に筆者が感じたことをまとめました。ノマドするならこの記事は必見です。







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