バリ島からたった約30分。フェリー(スピードボート)で気軽にアクセスできる、まさに「奇跡の絶景」が広がる場所──それがペニダ島です。
手前にはレンボンガン島という人気スポットもありますが、両方を旅した筆者としては、断然ペニダ島をおすすめします。その理由は、至るところに広がる圧倒的な自然の絶景、そして旅人に嬉しいコスパの高さ。
特に驚いたのは、海の透明度。バリ本島とは比べものにならないほどクリアで、まるでガラスの上を泳いでいるようなシュノーケリング体験ができました。
さらに、宿泊施設のレベルも高く、それでいて価格はリーズナブル。ごはん屋さんも安くておいしく、旅全体の満足度がとても高かったのが印象的です。
この記事では、そんなペニダ島へ一番簡単にアクセスする方法や、おすすめのフェリー予約方法と予約時に絶対に注意すべき点を、実際の体験をもとに詳しくご紹介します。
ペニダ島とは?バリ島から行ける絶景スポット
ペニダ島が「奇跡の絶景」と称される理由は、その自然のスケールと美しさがあまりにも圧倒的だからです。
たとえば、崖の上から海へと滑り落ちるようなカーブが美しい「クリンキンビーチ(Kelingking Beach)」は、まさにインドネシアのグランドキャニオン。写真で見ても息をのむほどですが、実際に訪れるとそのスケールに足がすくむほどの衝撃があります。
さらに、ペニダ島には以下のような絶景ポイントが点在しています:
- ブロークンビーチ(Broken Beach):岩に開いた自然のアーチの中に青い海が流れ込む幻想的な景色
- エンジェルズビラボン:潮の満ち引きでできる天然のインフィニティプール
- アトゥビーチ(Atuh Beach):秘境のような入り江と白砂ビーチが広がる静かな楽園
そして何より感動するのが、海の透明度。遠くからでも海底がはっきり見えるほどクリアで、サンゴ礁と熱帯魚が彩るシュノーケリング体験は、一生忘れられない景色になること間違いなし。
サヌール港からフェリー移動&チケット購入ガイド
バリ島からペニダ島へは基本的にはスピードボートで移動することになります。
バリ島→ペニダ島のスピードボートのチケット購入方法

フェリーチケットは、基本的に現地購入で問題ありません。現地で買う方が価格が安く、リーズナブルに行けるのが大きなメリットです。
ただし、確実に席を確保したい方や不安な方は、事前にオンライン予約がおすすめ。代表的な予約サイトは「12Go Asia(日本語版公式サイトリンク)」で、筆者も何度も利用しています。バリ島内の長距離移動でも使える信頼のサイトです。ベトナム旅行でもお世話になったなぁ…。
オンライン予約は現地購入よりやや割高になりますが、席が確実に取れる安心感があります。ただし、キャンセル不可のチケットも多いので、その点は注意してください。
チケット料金の目安
料金は片道およそ1,300円~が目安です。
所要時間
上記で紹介した12GOで予約をする際、バリ島からペニダ島へのフェリー移動時間は30分と記載されている場合が多いが、実際には40分くらいでした。波の高さによっては1時間かかることもあったと12GOの口コミで見かけました。めちゃくちゃ揺れるので筆者のように三半規管が弱い人は酔い止め必須。
チケットの予約や現地購入の際の注意点
筆者も危うくやらかしかけたのですが、予約を購入をする前に必ず到着する港を確認するように!!
ペニダ島には主に2つの港があります。
- Banjar Nyuh Pier/バンジャール・ニュー・ハーバーもしくはEl ray/エル・レイ→(島の左側)
- Buyuk Harbour/ブユク・ハーバーもしくはSampalan beach/サンパランビーチ →(島の中央~右側のビーチ近く)
ホテルは基本的に右側(Buyuk Harbour周辺)に多いため、間違って左側の港で降りると移動に時間と費用がかかり、かなり不便です。予約時に必ず到着港をチェックしましょう。

島の左側の方の港で降りると、街の方まで来るのに車で約20分、徒歩1時間の距離なので結構しんどいです。
先述した12Goでは降り場の港名が記載されているので、オンラインでチケットを購入する場合はかならず降り場を確認しましょう。

うっかり左側の港で降りることになった場合は、港付近の乗り合いバスで移動するか(比較的安価だが、言い値になりやすい)、港付近のバイクレンタルを使用して島の右側へ移動するようにしましょう。
港付近のバイクレンタル屋さんではなくても、基本的にレンタルの意志さえあればバイクを無料で港の方までデリバリーしてくれるので、WhatsAppで連絡を取れるようにしておきましょう。
サヌール港フェリー乗り場と乗り方の流れ
バリ島からの出発は、ほぼすべてのフェリーがサヌール港から出港します。

2022年に最近新しくなり、入り口にある金のモニュメントが目印ですが、チケットを持っていないと建物に入ることができませんので注意です。
チケットを発行する手続きは非常に簡単です。
事前にオンラインでチケットを購入している場合
→購入した会社のチケット売り場に直接行きます。金のモニュメントの建物内にチケット売り場はなく、外側にありますので、下記のチケット売り場のマップを参考に現地へ向かって下さい。
まだチケットを購入していない場合
→現地で到着港や時間、料金を確認しながら、下記のチケット売り場へ向かい最適なフェリーを選びましょう。ほとんどの場所で現金支払いのみ対応しています。オンラインより値段を高く言われる場合もありますので、その場合はもちろん断ってOK。色々な会社がチケットを販売していますので、先述した通り「降りる港」のチェックを忘れないように、最適なチケットを購入しましょう!
チケット売り場は金のモニュメントの建物内ではなく、少し離れた野外にあります。

📍チケット売り場はここ‼
チケット売り場で紙のチケットを発行してもらったら、やっと金のモニュメントの建物に入ることができます。入り口でチケットの確認があるので先ほど受け取ったチケットを見せ、建物内の待合室で待ちます。
サヌール港の建物中は冷房が効いているので結構涼しいです。食べ物などは売っていないので事前に購入しておきましょう。電子掲示板に次発の船の番号が掲載されますので確認を。
フェリーの会社によっては、船を間違えないように「色付きの首から下げるバンド」を配っているところが多くありますので、配られた場合は身に着けておきましょう。同じ船の人や係の人が教えてくれます。
乗船&降船時の注意点
フェリーにはキャリーケースなどの荷物の持ち込みは「可能」です。
重量制限はありますが、特に測っていないので、あまり神経質にならなくても大丈夫ですが、南国あるあるで、運び込み方が結構…いやかなり雑なので、貴重品やPC等の壊れやすいものなどは、サブバッグなどに入れ、船の中に持ち込んだ方が安全です。
また、キャリーケースなどの大型荷物は船の屋根部分や前部分に収納されるため、バッグは水しぶきを結構浴びます。預ける荷物が防水でない場合はビニールをかけるなどの対策をしておくといいかもしれません。

また、ペニダ島に着いた際、港によっては桟橋が無く、「ビーチイン」するケースが結構あります。その場合、船から降りたら足場がなく、ビーチをそのまま歩いて入島するので、靴が確実に濡れます。
ビーチサンダルか、スニーカーの場合は別で袋などを用意しておいてその袋にスニーカーを入れ、裸足で船を降りるようにしましょう。
場合によっては膝上くらいまで海に浸かるので、ジーンズだと詰みます。ハーフパンツなど膝上の服装がおすすめです。
もう一点だけ、到着時の注意点を。
船を降りると集まってくる、いわゆる「タクシーマフィア」。タクシーあるよ!とわらわらと寄ってきますが絶対に乗らないように!!とんでもないぼったくり集団です。
ペニダ島に入るのに入島税払え!などという輩もいるようですが無視して良いです。そんなものはありませんので。
レンタルバイク屋さんを探す場合はGooglemapで「rental bike」と探すとたくさん出てくるので、その中から評価の高い&値段の記載があるバイク屋さんを選ぶと安心ですよ。
ペニダ島到着後の移動方法
ペニダ島についてまず驚いたのが、バリ本島とは打って変わってGrabがほとんど機能していないということです。
いるにはいるけど、圧倒的に少ない…、そして車のGrabがゼロ。マジでゼロですよ。どう荷物を移動しろっちゅうねん。
港からホテルまでは徒歩20~30分ほどかかる距離だったので、いけないことはないが炎天下の中それはキツイ…。ということで、GoogleMapで評価の良いレンタルバイク屋さんへWhatsAppで連絡を取り、バイクをレンタルすることに。
ペニダ島内はいろいろ散策して回る予定だったので、そのままバイクは1週間ほどレンタルすることにしました。
個人的におすすめのレンタルバイク屋さん
Glory Rental Scooter Nusa Penida
実際にこちらでバイクをレンタルしましたが価格は良心的で接客態度も良く、バイクのデリバリーもしてくれます。とってもおススメ!ペニダ島到着の前にWhatsAppで連絡しておけば、到着後すぐにバイクに乗ることができます。デポジットやパスポートの預けなども無しで安心でした。Google Mapの高評価も頷けます。
バイクは長期レンタルをすると、1日分無料や10%オフなど割引になることが多いので交渉してみてくださいね。
【実体験】ペニダ島へのアクセス方法まとめと注意点
ペニダ島へのアクセスは、事前にちょっとしたポイントを押さえておけば、想像以上にスムーズです。
現地購入なら安く、オンライン予約なら確実に。自分の旅スタイルに合わせて選べる柔軟さも嬉しいところ。
特に大事なのは、到着する港の確認と、到着後の足の確保。ここを押さえておくだけで、現地での移動や不安をグッと減らせます。
海の透明度、絶景スポット、リーズナブルな宿とごはん――
ペニダ島は「アクセスさえクリアすれば、その先に天国が待っている」ような場所です。
ぜひこの記事を参考に、あなた自身の“奇跡の絶景”を見つけに行ってみてください!
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