旅行中、現地通貨「ラリ(GEL)」で買い物をするなら、手数料が安いATMでのキャッシングがダントツでおすすめ。この記事では、ジョージアでのATM利用方法、手数料が安く安全なATMや注意点、使えるクレジットカードを写真付きで詳しく解説します。
何が一番損しない支払い方法なのか
そもそも論として、ジョージアのインフラは非常に整備されており、日本と同様にカード決済が広く普及しています。というかほぼ同じくらい。
一般的なスーパーマーケットやレストラン、バーなどではVISAやMasterCardなどのクレジットカード払いがほぼ対応されています。ただし、路面店や土産物店、個人商店などでは現金のみの場所も存在します。
そのため、現地通貨を手に入れるためにキャッシングをすることは必ずしも必須事項ではありませんが、場合によっては現金が必要となります。
日本円を両替するのは一番損!
短期の旅行やキャッシングに慣れていない旅行者がやりがちな過ちNo.1。現地両替所にて日本円から現地通貨にする両替という方法ですが、これは一番損するので、なるべくやらない方が無難です。
両替が損する理由としては、下記5つが挙げられます。
①両替所のマージンが高い
両替所が設定する為替レートには、金融市場での実際のレート(インターバンクレート)に大きなマージンが上乗せされている場合が多いです。
- 両替所の為替レート:銀行やクレジットカードよりも不利に設定されることが多い。
- 結果:同じ金額の日本円を両替しても、手に入る現地通貨が少なくなる。
②手数料が割高
多くの両替所では、マージンが上乗せされた割高な為替レート(①)に加えて直接的な手数料がかかります。
- 固定手数料:一定金額(例:500円や1,000円)を徴収。
- 隠れたコスト:手数料無料を謳っていても、為替レートに手数料が含まれているケースが多い。
③空港や観光地ではさらに高コスト
空港や観光地の両替所は、利便性が高いため競争が少なく、レートや手数料が非常に不利になることが一般的です。理由としては旅行者が急いで両替するケースが多いため、業者が高い手数料を設定しやすいためです。
④二重両替のリスク
一部の両替所では、日本円を直接現地通貨に交換せず、一旦ドルなどの主要通貨を介して両替するケースがあります。
例:日本円 → 米ドル → 現地通貨
その結果、為替レートと手数料が2回適用され、コストが増大します。
⑤ 高額両替では不利が大きくなる
固定手数料の場合、両替額が高額になるほど手数料の割合が小さくなりますが、為替レートの不利な設定は両替額に比例して影響します。そのため、大きな額を両替する場合ほど損失が大きくなる傾向があります。
これらの理由から、海外の支払いでは現地で両替をするよりも、ATMでキャッシングをするかクレジットカードでの支払いをおすすめします。
クレジットカード払いかATMキャッシングか
同じ商品を購入する際に、キャッシングして現金で支払うのと、クレジットカードで直接支払うのとでは、どちらがお得なのか実際に調べてみたところ、キャッシングの利息が安ければその差はほとんど無い事が分かりました。安全性を考慮するなら海外旅行ではクレカ払いよりもキャッシングの方がおすすめです。
この後紹介するジョージアのおすすめのATMなら手数料がなんと150円と格安なので、現地キャッシング対応のクレジットカードをお持ちならぜひATMで現地通貨をキャッシングしてみることをおすすめします。
EPOSカードならキャッシングした次の日にはキャッシング代の繰り上げ返済ができ、利息がかなり安く抑えられるので、こちらもおすすめです。
ジョージアでおすすめのATM
筆者が実際にジョージア全域(トビリシ・バトゥミ・クタイシ)でよく利用していてお気に入りだったATMはこちら
BANK OF GERGIA (バンクオブジョージア)!
ジョージア語・ロシア語・英語対応で、手数料が約150円。
目立つオレンジ色のATMですが、すぐ隣に似たようなATM↓もあったりするので要注意…似すぎ。
↑こちらはbogpay.geという電気代やバス代、携帯代などを支払うための機械です。
ジョージアの街中でよく見かけるのはこちらの機械ですね。ジョージア現地Sim(MAGTI)のチャージはこの機械で簡単に行えます。
ATMの操作方法
それではバンクオブジョージアATMの操作方法を順番に説明します。
①ロゴを確認後、カードを入れる
最初はジョージア語になっていて読めない…のでバンクオブジョージアかどうかはロゴで判断します。ATMの初期画面左下にブランドのロゴがあるので確認します。
間違いがなければ、カードの挿入口に変な機械がないことを確認し、クレジットカードを挿入します。
カード挿入口に変な機械がある場合、スキミング装置やカメラ、不正引き出し装置の可能性が高いです。被害を防ぐためには、使用前に必ず確認を。不自然さを感じた場合は、そのATMを利用せず、他のATMへ。※Google Mapの口コミでそのATMが安全かチェックするのもおすすめです。
②COLLECTION | 英語にする
クレジットカードを挿入すると、言語の選択画面に移ります。
ジョージアのATMなら、初期設定が母国語になっているので、英語に変更します。画面タッチではなく、横のボタンで操作を行います。
③ENTER PIN | 暗証番号の入力
カードの暗証番号を入力します。この時、なるべく反対の手で隠すようにして入力すると、万が一小型カメラがあっても手元が見えなくなるので安心です。
④CHOOSE OPERATION |操作の選択
ちょっと見づらいですが…「CHOOSE OPERATION(操作の選択)」の画面になったら【Withdrawal(引き出し)】を選択。
⑤WITHDRAWAL IN GEL | ラリ(現地通貨)の引き出し
手元のキーパッドで、引き出し額を入力します。
手数料もちゃんと画面中央に【GEL withdrawal fee: 3ラリ】と記載がありますね。現在の価格だと150円程です。安い。
今回は500ラリ(25,000円分)下ろしたいので、キーパッドで「500」と入力。
入力後に【Cash with receipt】を選択します。
⑥Take card | カードを取り出す
ガチャガチャと機械の中で音が聞こえた後、カードを入れた場所からカードが出てきますので取り出します。カードの後、通貨がまとめて出てきます。その後、にゅっとレシートも出てきます。
無事、現地通貨ラリをゲット!!
レシートに、引き出した額や日付、COMMISSION(手数料)の記載もしっかりしてあります。
キャッシング後、通常は翌月の請求額に反映されますが次の支払日まで待つと利息が大きくなります。
※利息とは:キャッシングはクレジットカード会社から前借しているお金ということになるので、〇日につき〇円という利息が付きます。早く返せば返すほどお得になるのです。
クレジットカード会社へ繰り上げ返済が可能なカードなら早めの返済をおすすめします。EPOSカードならオンラインで次の日にはキャッシング分の返済が可能なので、利息が数円、セディナカードも5日~1週間ほどでアプリへ反映され、繰り上げ返済が可能になるので、キャッシング利息はかなり抑えることができてお得です。
まとめ
ATMでのキャッシングは現地で両替するよりも格安なので、海外旅行の際はぜひATMでのキャッシングを選択肢に入れてみてください。ジョージアに限らず、他の国でもほとんど操作は同じなので、1度慣れてしまえば海外でのATMキャッシングはとっても簡単です。
▼ベトナムでのATMキャッシング方法はこちら
▼スリランカでのATMキャッシング方法はこちら
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