ビザ(ETA)取得地獄からの生還。申請方法とスリランカ旅行準備のリアル体験日記。

ビザ(ETA)取得地獄からの生還 スリランカ旅行準備のリアル体験日記 VISA

ベトナムから次はスリランカへ。海外生活は1年を超え、そろそろ何事もスムーズにいくはずなのに…スリランカのビザ取得を完全にナメてました。というか発展途上の国のシステムを侮ってた。
普通の方法でビザを取得しようとすると結構大変なので、ぜひこの体験を役立てて、皆様がスムーズにビザ取得できることを祈っています。

そもそもスリランカへの渡航ビザは必要か?

スリランカへ1ヶ月以上滞在する場合はビザが必要ですが、滞在期間が30日以内であれば、2024年現在、ビザの取得は不要です。安心してこのページを閉じてスリランカへ飛んでください。
※ただ、ビザ条件は本当によく変わるので、必ず大使館のHPで確認するようにしてください。

駐日スリランカ大使館HP: https://www.slembassyjapan.com
↑の観光ビザ情報のページ: https://www.slembassyjapan.com/tourist_visa

まじめな話、ブログを書いておいてあれですが、ビザ情報に関してはブログの記事はあまりあてにしない方が良いです。

実際、様々な方のブログを頼りに旅をしていますが、コロナ渦やロシアとウクライナの戦争の影響で世界情勢が激しく変動しているので、結構ビザ情報が間違っていたり、入国時にトラブルがあったりしました。いろんな記事で口を酸っぱくして警告していますが、海外へ渡航の際は【必ず】渡航先の大使館のHPを見るようにしてください。

私がスリランカへ渡航した2024年8月~10月は日本国からのスリランカへの入国は30日以内であればビザは不要でしたが、スリランカには1ヶ月以上滞在したかったので、観光目的で60日間滞在が可能なマルチエントリービザを取得することにしました。

マルチエントリービザ

マルチエントリービザは、スリランカに最大60日まで滞在が可能で、半年以内なら2回まで入国ができるビザです。つまり半年以内の再入国であれば最大120日間の滞在が可能になります。素晴らしいですね‼

費用の内訳

ビザカテゴリービザ費用サービス料取引手数料付加価値税/税金合計
観光75.0018.504.680.0098.18

支払総額: USD 98.18
ビザ自体は75ドルですが、為替や手数料など諸々追加され、結果的には日本円にして約15,000円でした。ほかの国に比べるとまぁまぁ高かったです。
マルチビザなので、半年以内にまたスリランカに入国できるのですが、そのころは別の国にいる予定なので、再入国はしない予定。少しもったいないけど、しょうがないかな…。

取得方法

私たちが申請したちょうどその時(2024年8月)、スリランカ出入国管理局はeVisaのオンライン申請を停止し、代わりに電子渡航認証(ETA)のオンライン申請が再開しました。
このサーバーの切り替えがあまりうまくいっていないようでかなりトラブったので注意です。Xの投稿で検索をかけると現在進行形でエラーが多発しているようなので、ビザ申請の際は、余裕をもって少なくとも渡航予定の2週間以上前には申請をするようにしてください。受理されれば、早くて当日にはビザがメールが届きますが、トラブルがあるとかなり厄介です。

スリランカビザ申請ページ:https://eta.gov.lk/slvisa/
サイトがリニューアルして、申請方法が絶望的に分かりにくくなりましたが、ここから出来ます。

①日本語バージョンにして、「適応」をクリック。

②Apply for an Individual(個人で申し込む)をクリック。

このブログにたどり着いた人は大抵旅行者かと思いますのでTourist ETAからApply for an Indidualをクリックします。団体で申し込む場合などは別のメニューをクリックしてください。
それにしても本当に見づらいサイトだ…。

③インフォメーションを入力する

個人情報やパスポート番号、国籍、誕生日などを入力するフォームが出てきますので、間違えないように入力してください。間違えると入国時に注意を受けるか、もしくは取得したビザの剥奪、もちろん返金もないので、マジで気を付けてください。

④カード情報を入力してペイ。

前述したとおり、ビザ自体は75ドルですが、手数料やらなんやかんや追加されます。

支払いが完了すると、登録したメールアドレス宛にPayment completed (支払い完了)メールが届きますので、猫でも愛でながら気長に待ちましょう。
数十分から数時間後にビザが取得できた連絡がメールで届きます。

私が申請したのは 11:40で、ビザが届いたのは12:10でしたので、約30分ほどでビザの取得は完了しました。

④メールに添付されたリンクからビザをダウンロードする

ビザが申請できても書類を保存しなければ、入国時に提出を求められた際に見せることが出来ません。必ずスクショか(入国管理官によってはスクショNG)、スマホにダウンロードしてオフラインでも見れるように用意をしておきましょう(スリランカのバンダラナイケ国際空港のフリーWifiは結構遅いです)

さて、ビザの申請の際に私が陥ったエラー地獄を共有いたします。

注意その1

そもそもサイトがクッッッッソ重たい。

海外行政サイトあるあるですが、非じゃないくらい申請サイトが重たい上に、途中保存機能がなくて消えた時のストレスがやばい。特に滞在先の住所なんかは長くて打つのが大変なので、メモ帳などにコピペで残しながら万が一消えてもいいようにしましょう。

注意その2

サーバーエラーが多発する。

いやこれシステムとして破綻してません?ってくらいサーバーエラーが多発してページを進めることができませんでした。何度も何度もチャレンジして私の場合は1時間ほど奮闘しましたがXで検索をかけたところ、数時間以上奮闘している人をちらほら見かけました…あかんだろ…。

当時、PCから申請をしていたのですがあまりにも先に進めない為、途中でスマホに切り替えて申請を行ったところ、最終的にはすんなりと進むことが出来ました。

PCから申請をしていてうまくできない場合は一度PCからの申請をあきらめ、スマホで申請をすることをお勧めします。また、ピークタイム(12:00から21:00頃)を避け、早朝や深夜に申請をしてみるのも効果的だったりします。

注意その3

一部のカードで支払いが通らない。

マスターカードでは支払いが受理されなかったのでVISAカードが必須です。VISAカードでも一部のカードが使えなかったので、複数枚所持しておくことを超お勧めします。カード使えないと普通に詰みます。
(参考までに:三井住友ゴールド、EPOSカード、セディナカードは大丈夫でした。楽天カードは別の国のビザの申請時にも通らないことがあったため、楽天カード以外を持っておくのが吉です。)

まとめ

振り返ってみれば、このビザ取得の苦労も今となっては思い出です。確かに手続きは複雑で、何度か心が折れそうになりましたが、今回苦労した経験は今後の海外旅行にも活きてくるはずです。たぶん。
特に以下の3点は、スリランカ旅行を考えている方々にぜひ覚えておいていただきたいポイントです:

★余裕を持った申請スケジュール – 申請から承認までに予想以上に時間がかかる可能性があるため、出発の最低でも2週間前には手続きを始めることをお勧めします。(分かっていてもギリギリで事を進めてしまう。大反省)
★公式情報の確認 – ビザ情報は本当にころころ変わるので、個人のブログではなく大使館HPを必ず確認してください
★複数カードの所持 – 今回はたまたま複数カードを持っていたので良かったのですが、カード一枚だけだったらと思うとぞっとします。旅行の際はいろんなブランド、いろんな会社のカードを最低2枚は所持しておいた方が良いと思います。

最後に。
ビザ申請は確かに面倒な作業ですが、それ以上にスリランカには魅力的な観光スポットや、心温まる人々との出会いが待っています。ぜひ、この記事を参考に万全の準備で素晴らしいスリランカ旅行を楽しんでくださいね。スリランカには2ヶ月滞在予定なので、おすすめスポットやローカル情報をどんどん投稿していきます!

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